アート・ムーチョ

手づくり市・クラフトフェアを中心に様々なマーケットの様子をご紹介するコーナーです。
二回目は毎年春・秋に開催されている「アート・ムーチョ」。2011年春の様子をご紹介します。



八王子駅前の北口西放射線ユーロード。500mにわたるメインストリートにはガラス、陶器、革、染織、木工、紙、布、樹脂などのアート作品や手作り雑貨のブースがずらり200組ならびます。どれも日々の生活を楽しくしてくれる身近な作品ばかりで、誰もが楽しめるアートイベントです。主催のアーティスト・サポート・カウンシルは「府中アートマート」「アート・アモーレ」など、数々の人気会場を運営しており、このイベントは2003年10月から年2回、春と秋に開催され、今年の秋には17回目を迎えます。長きにわたり多くのハンドメイドファンから支持されています。



駅前ストリートなので年齢層は幅広く、特に地元の方と思われる50~70歳位の女性の方が多く来場されてました。



出展者は関東を中心に、長野や愛知などからもいらしてました。中にはテレビなどで活躍中のクリエイターの方も。





ペーパーアーティストの「紙龍」さん。迫力のある龍や仁王像、恐竜、戦国武将から可愛い動物、花まで、素晴らしい作品に朝から多くの人が集まっていました。子どもたち向けのペーパークラフトのワークショップもあり人気でした。





「ミクロアート」さんは米粒に絵を描く画家です。虫めがねや顕微鏡などの拡大鏡を使用せず肉眼で制作しています。様々なアートイベントで実演をしているそうです。特殊な作品にたくさんの方が立ち止まり、説明を受けていました。



「ガラス工房 すみれ」さんの作品です。動物や植物などをモチーフにした可愛い一輪挿しや小物入れが並んでました。



ステージでは様々な音楽ライブをはじめフラメンコ、マジック、ジャグリングなどが演じられていました。



駅を出ると「アート・ムーチョ」の横断幕が迎えてくれました。会場内に入ると色彩豊かで他で見ないような生活雑貨や服飾小物などがたくさんあり、1つ1つのお店の前で立ち止まってしまいます。作品を熱心に見ている方が、出展者に四国で開催されるイベントで、子どもたちのためにワークショップを開いてくれないかと名刺を差し出している様子を見かけました。大きなイベントのようでした。アートイベントは気に入って買ってくれる方、アイデアをくれる方、チャンスをくれる方、様々な方に出会い、可能性を広げる場なのだと感じました。

取材日:2011年5月22日(土)

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