相模大野アートクラフト

こちらのイベントリポートは、2011年3月号の「市々(いちいち)フリーマーケットガイド」の手づくり市特集のコーナーに掲載された記事です。






相模大野アートクラフトは春と秋の年に2回開催されています。


編集部は2010年11月7日に開催された秋の市にお伺いしました。
相模大野の駅を出ると改札口のすぐ前からすでに左の写真のように沢山の人で賑わっていました。このイベントは商店会主催で、まちおこし行事の一環として2005年9月にスタートし、2008年から春と秋の年2回の開催になりました。駅前の一等地での開催ということもあり、回を重ねるごとに出展の希望者が増加しているそうですが、このイベントの開催の趣旨は「アート作品や手づくりの作品に触れて楽しめる場と、創作活動をする人の発表・交流の場をつくること、相模大野の『まちの魅力づくり』と『市街地の活性化・賑わいづくり』を考える場をつくること」。

ルール違反を確認する書類審査はありますが、出展者の選定はあくまでも抽選で作品の審査は行わないそうです。


相模大野アートクラフトで大人気のスタンプラリー。



お買物500円ごとにスタンプが押され、10個たまったら事前に出店作家さんが用意したスタンプラリー用の小品と交換してもらえます。
但し、作家さんからの小品は数に限りがありますので、お昼頃には交換が終了してしまうこともあります。

相模大野アートクラフトの出展者さんが実店舗をオープンされました。




古布などのアンティーク素材をアレンジして作られたアクセサリー(写真上)をはじめ、和の色使いの美しさや、どこか懐かしい感じのするレトロ風な作品とディスプレイが印象的なナツメさん(女性)
とヒロさん(男性)からなるモノづくりユニット「ナツメヒロ」さんです。昔からモノ作りが好きだったお二人は、2008年夏にクラフト系イベントの参加を機に「ナツメヒロ」として本格的に創作活動を開始。
ナツメさんが樹脂作家として樹脂アクセサリーなどをメインに制作。ヒロさんは主にWebやパッケージなどのデザイン制作を担当し、2008年10月にはネットショップ「ハイカラ雑貨ナツメヒロ」を開店。その後もクラフト系イベントへの参加を続け2010年12月、以前からの目標であった実店舗をオープンされました。お店の場所は横浜線淵野辺駅北口徒歩5分。
お店にはオリジナル作品以外にもナツメヒロさんお勧めの和雑貨が揃えられているそう。
ぜひ一度訪れてみたい、楽しみなお店です。

ハイカラ雑貨店 ナツメヒロ 相模原市中央区淵野辺3-16-18
http://natsumehiro.com/

※ハイカラ雑貨店 ナツメヒロさんの、お店が移転します。
5月6日に現在の店舗を閉店。(5月20日完全撤収)
6月上旬に新店舗を開店。

■新店舗の住所は以下のとおりです■
〒 252-0311
神奈川県相模原市南区東林間5-16-20
ハイカラ雑貨店 ナツメヒロ



取材後記


街は住んでいる人、係わっている人が作っていくものという事を実感する取材となりました。相模大野はもともと創作が盛んな土地柄というわけではないそうですが、街おこしの一環としてアートクラフトイベントを開催し、それが根づくことにより、創作する人々が相模大野の近辺に集まって来られているようです。
左記のナツメヒロさんしかり。イベントを通して人と人とがつながり、それが街の中で根づいていく様子が会場のあちらこちらで垣間見られました。現在、相模大野の商店街では「JAZZの街」をテーマに活性化に取組んでいるそう。
今回の取材で相模大野アートクラフトはもちろん、相模大野という街自体の今後にも興味を持ちました。

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